2007年05月29日

大学生のためのLinux 4.PDFのスライドを作成する

今更だけど、YaTeXやらESSやらはEmacsさえ使えれば動くので、MeadowさえあればWindows環境でも快適に作業できる。 ついでにCygwinもあればわざわざLinuxをインストールしなくてもWindows上でLinuxライクな環境が出来上がる。 でもやっぱLinuxについて多少なり知識が無いと、というよりあの独特の雰囲気に馴れていないと、これらの使い方は覚えにくい。と思う。 まぁ急がば回れというやつで。

今回は先日の記事で使えるようになったpowerdotを使用し、 プレゼンを作る方法の覚書。といってもマニュアルの日本語訳はダウンロードすることができるので、内容は簡潔に。 マニュアルは田中さんとこからダウンロードさせてもらい、 スライド作成時は手元に用意しておくと吉。

まず最初にTeXのソースファイルを作成する。「なんとかかんとか.tex」といった拡張子.texの空のファイルを作成し、 これをEmacsで読み込めば自動的にYaTeXが起動、TeXの編集モードに移行する。この状態でスライドを作成していく。

とりあえずスライドを出力するのに必要な記述は

\documentclass{powerdot}
\AtBeginDocument{%
  \renewcommand\mcdefault{gt}%
  \kanjifamily \gtdefault \selectfont
}
\title{プレゼンのタイトル}
\author{書いた人の名前}

\begin{document}
 \maketitle
 \begin{slide}{スライドのタイトル}
  スライドの中身
 \end{slide}
\end{document}

これくらい。

ファイルのはじめは\documentclass{powerdot}。 今からpowerdotを使いますよというおまじないである。これにオプションを付けていくことで大まかな概観が操作できる。 詳しいことはマニュアルを参照してもらうとして、変えた方がいいかもしれないのは文字サイズとテンプレートくらい。 特に文字サイズは初期値のままだと日本語にはかなり小さく感じる。そこで

\documentclass[size=17pt]{powerdot}

とかオプションを指定してやる。なお、 スライド1枚に入れる文章は5〜6行程度に収めるというのがセオリーなので、見栄えのためにも大き目のフォントを使った方が良い。 ちなみにマニュアルによると「extsizesというものがインストールされてないと10,11,12以外のフォントサイズは使えませんよ」 みたいなことが書いてあるけれど、ptetexで一切合財インストールした場合はこいつも入っているのでご安心。

で、その下、色違いで示した4行はフォントをゴシックにするためのおまじない(Tex/Typographyを参考) 。そのまんまだと日本語フォントは明朝になってしまうから、こうして直してやる必要がある。

その後が本文。 基本的には普通にTeXで組版するのと変わらないので細かいところはTeXのマニュアル等を参照してもらうとして、 スライドのページの作り方だけを。powerdotにおいてスライドはslideという環境で構成される。 \begin{slide}{タイトル}から\end{slide}までが一枚のスライドである。 スライドを追加するときは再度\begin{slide}{タイトル}...という記述を繰り返せばよい。なお、 \maketitleはタイトルページ出力なので一回でいい。また、slideをwideslideとすると、 目次のあるスライドなら目次なしのスライドになるので画像や表を入れるときに活用するとよい。 ちなみにスライドのタイトルを忘れるとエラー吐くので気をつける。

そしてスライドの中身は基本的に箇条書き、すなわちitemizeで作成すると思うが、 ここでオプションを指定し、

\begin{itemize}[type=1]
 \item<1> なんとか
 \item<2> かんとか
\end{itemize}

とやっておくと、初期状態ではアイテムが灰色などの非活性色で表され、 クリックすることで順にアイテムが活性化される(通常のフォント色で示される)。何にもないところに突然エフェクト使って文字列が出現する、 みたいなやり方に比べて大分ウザさが軽減され、なおかつ今どこを話しているかも示せるので便利。今までどこを話していたか、 これから何を話すのかを示せるのもポイント。人間の思考というのは脈絡に沿わないのが常なので、 聴衆の思考を必要以上に束縛しないようにスライドは作成すべきである。

で、肝心のPDFの作成だけれど、先日の記事のとおりにEmacsの設定を済ませてあればC-c t l (Ctrl+cのあと、t、lとタイプし、Enter)だけで完成する。その前にC-c t jとコマンドするとpLaTeXのみが実行されるので、ここでエラーをチェックしておくといい。

プレビューはpsファイルを開いてもpdfを開いてもいいけど、pdfの方が正確。 しかしpdfを開きっぱなしだとコンパイルできないので注意。

で、テンプレートを指定していないとデフォルトのテンプレートが適用されてpdfが出来上がる。 デフォルトでも結構見栄えがするが、もっと違うものが試したくなるかもしれない。スタイルを変更するには

\documentclass[style=upen]{powerdot}

というようにstyleオプションを指定する。 スタイルについてはマニュアルの20ページくらいにサンプルが示されているのでそれを見ながらいろいろ試すとよい。 印刷用のスタイルなどもある。

余談だが、見やすいスライドにするためにはフォント色に進出色を使い、背景に後退色を使うというのがセオリー。 すなわち、青や黒地の背景に白か黄色のフォントカラーが見やすい。 白地の背景を使うとスライド全体がまぶしくなって注視しづらくなるので白地背景は使うべきでない。

…と言われてきた。しかしこれは暗い部屋でプレゼンテーションをする場合の話。

現在ではプロジェクターの性能が著しく向上しており、部屋を完全に真っ暗にしなくとも結構はっきりと投影される。 部屋がそれなりに明るければ、白地背景でもまぶしいとは感じにくくなるだろう。 それに後退色でも周囲とのコントラストが高ければ進出して見えるので、淡い黄色に青文字なんかでも文字は見やすい。

また、黒地背景の難点として、配色の選択肢がかなり狭まるということがある。 フォントカラーは黄色か白の系統に限られるだろうし、グラフや表の挿入には配色についていくらかの工夫が必要となる。

このあたりを考慮し、淡い原色系を背景に、黒や青系のフォントを使うという選択もアリだと思う。 黒地の方が見やすいとは思うが、レイアウトやテキスト、そしてなにより内容が聴衆の注目を集めるのに大切な要素だ。

まぁ実際、 powerdotに用意されているスタイルならばどれも洗練されているのでいずれを採用しても聴衆を苛立たせるようなことにはならないと思う。 もちろん、自分でスタイルを作成する場合はよく考えなければならないけど、 テンプレートから選ぶなら実際にコンパイルして一番しっくりきたやつを選べば問題ないかと。

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2007年05月27日

大学生のためのLinux 3.RとESSのインストール

「LinuxでR使うならESSを使うと便利だぜ!」と偉い人は言うけれど、 日本語のマニュアルが現在どこにも落ちていないのでイマイチどう便利なのかわからない。英語のマニュアルを読むしかないのかしらん (;つД`)

ともかく、VineLinuxの場合インストールは簡単にできる。RはVine extraに入っているので、 extraを有効にすればapt-getできるし、ESSはrpmを作ってインストールすればいい。

ではまずはRのインストールから。

Vine extraは初期状態だとおそらく有効になっていない。なのでまずはこれを有効にする。方法は簡単で、 /etc/apt/に入っているsources.listを編集すればよい。ただしスーパーユーザーでなければならない。 スーパーユーザーでログインしてもよいが、簡単なのは端末でsuコマンドを実行し、 一時的にスーパーユーザーになった後にviというエディタを使って編集するやり方。

まずはスーパーユーザーになる

$ su

と入力してEnterを押すと(なお、 行頭の$は一般ユーザーであることを示しているだけなのでタイプする必要はない。端末画面にはあらかじめ表示されている。) パスワードの入力を求められる。そこで、 インストール時に設定しているrootのパスワードを正しく入力すれば行頭の表示が"$"から"#"に変わる。 これが現在自分がスーパーユーザーになっていることをあらわす。なお、スーパーユーザーから一般ユーザーに戻るためには

# exit

とコマンドを入力すればよい。以降の説明では一般ユーザーでの操作は"$"を、 スーパーユーザーでの操作は"#"を行頭につけて表記する。

スーパーユーザーになれたら、

# vi /etc/apt/sources.list

と入力する。するとsources.listがviで開かれ、 端末上にsources.listの中身が表示される。viの操作方法のうち、最低限知っておくべきいくつかのコマンドを示すと

  • [ i ] 入力モードへ
  • [Esc] コマンドモードへ
  • [ :q ] エディタを終了して端末へ戻る
  • [ :wq ] 変更を保存してエディタを終了

である。起動した状態ではコマンドモードになっている。入力モードに切り替えて編集する。終了、保存などはコマンドモードで行う。 これらコマンドを利用し、sources.listの中の

# (master)
rpm     [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 4.1/$(ARCH) main plus updates nonfree
rpm-src [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 4.1/$(ARCH) main plus updates nonfree

という記述部に、"extras"という記述を加え、

# (master)
rpm     [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 4.1/$(ARCH) main plus extras updates nonfree
rpm-src [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 4.1/$(ARCH) main plus extras updates nonfree

にしたのち、変更を保存してviを終了させる。

次に、

# apt-get update

してパッケージリストを取得する。これが完了したら、

# apt-get install R

でRをインストールすることができる。

なお、Rを起動するには端末で

$ R

と入力すればよい。

次に、ESSをインストールする。

ESSとはEmacs Speaks Statisticsの略で、 EmacsからRやS、SASといった統計解析アプリケーションが便利に使えるLispプログラム…らしい。

とりあえず全然使いこなせなくても端末からRを動かしているよりは便利なのでインストールする。

まずは本家へ行き、最新版のESSをダウンロードする (Sourceというリンクの先)。この記事を書いている時点ではess-5.3.4.tgzだ。拡張子が分かれているが、 tar.gzもしくはtgzとなっているものを保存する。保存したらとりあえず展開する。「ここに展開する」 を選べば自動でフォルダが作成されてその中に展開されるはずだけど、ブチまけないように注意。

展開したものの中をのぞくと、「RPM.spec」 というファイルがあると思うので、これを好きなエディタで開く。そうすると12行目くらいに「Copyright」 と書いてあると思うので、これを「License」と書き直し、上書き保存する。ちなみに、この作業がないと 「旧来の構文はサポートされません」とか何とか怒られる。保存したら、フォルダをもう一度書庫に戻す。右クリックして「書庫の作成」 でいけると思う。拡張子がtgzだった場合、tar.gzになるかもしれない。

次に、今作成した書庫からrpmを作る。

$ rpm -ta ess-5.3.4.tar.gz

と入力する。なお、「ess-5.3.4.tar.gz」 は適宜読み替えて今作成した書庫を指定するようにする。このコマンドを実行すると、いろいろ処理された後、 /home/ほげ/rpm/RPMS/noarch/の中にemacs-ess-5.3.4-1.tgm.noarch.rpmとかいうファイルができると思うので、 これをインストールする。rpmをインストールするには

# rpm -ivh emacs-ess-5.3.4-1.tgm.noarch.rpm

を実行する。もちろん、これも後半は適宜読み替えて。 ちなみに"-i"がインストールオプションで、"vh"が進行状況を表示するオプションなので"vh"は省いても大丈夫。

これでESSのインストールができた。インストールしたら次は設定。

Emacsの設定ファイル (ホームフォルダで隠しファイルになっている.emacs.el)に、(require 'ess-site)という記述をどこにでも追加すればおk。もっと細かい設定はRjpWikiのESSの設定ページなんかを参考に。 大まかな使い方もRjpWikiのESSの使用方法ページを参考に。

ちなみに、 C-cと書いてある場合はCtrlキーを押しながらcを押すことをあらわしている。そして、M-xの場合はAltキーを押しながら、 あるいはEscキーを押した「後」にxキーを押すことをあらわしているので参考までに。

やっぱWindowsかmacでRGUIを使った方が楽な気がするなぁ…

posted by Rion778 at 20:31 | Comment(0) | PC関連。HTMLとか,Linuxとか,Rとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2007年05月22日

大学生のためのLinux 2.LaTeX環境を整える

前々回前回でVineLinuxのインストール方法を示した。 以下には、VineLinux上に私の求めるLaTeX環境を整える方法をメモしておく。

LaTeXを用いて私がやりたいのは、文書作成よりもむしろプレゼン作成。 LaTeXには標準でもslidesクラスというプレゼン用のクラスが付いていて、これを使えばとりあえずスライドは作成できる。だが、 これを使ってMSパワーポイントやOOoインプレスを上回るスライドを作成しようと思うとなかなかの労力を要する。

LaTeXにはいくつかプレゼン専用クラス、 ツールが存在しているので、これを利用する。たくさんありすぎてどれを使うべきか迷ってしまうが、 私が気に入っているのはpowerdotというクラス。詳しい説明はまたいずれということにして、とにかく、 VineLinuxには標準でpowerdotが入っていない。気がする。多分。 VineLinuxにはptetex3が採用されているので追加なりなんなりできると思うんだけどイマイチわからなかった。勉強不足。

んで、powerdotだけ入れてVine標準のTeX環境と共存させるといろいろアレな気がするので、 もうVine標準のtetexは全部捨ててptetex3を入れる。

まずはVineに標準で入っているtetexをすべてアンインストールする。はじめから入れてないならここは飛ばす。やり方は、 Synapticパッケージマネージャーで「tetex」で検索をかけて引っかかったものをすべてアンインストール指定するだけ。 Synapticパッケージマネージャーが入っていない場合は、

# apt-get install synaptic

スーパーユーザーでapt-getすることでインストールしておく。

ついでに編集作業を楽にするため、Emacsと野鳥(YaTeX)も探し出してインストールしておく (いずれもSynapticパッケージマネージャーからインストール可能)

基本的には土村さんとこで説明されているとおりにやれば問題ない。 パッケージが足りてないとうまくいかないので、ptetex WikiにあるVine Linux 4.1の動作報告を参考に必要パッケージをインストールしておく。 パッケージのインストールは、GNOME端末を開き、suコマンドでスーパーユーザーになったあと、

apt-get install

に続いて目的のパッケージ名をタイプしてEnterを押せばいい。

で、相当時間はかかると思うけどptetexのインストールが終わったらYaTeXの設定に移る。もちろん、 その前にYaTeXが動くかどうか(特にコンパイル系のショートカットキー。パスが通ってないと動かないので注意する。 土村さんのreadmeをよく読んでptetexをインストールしたならパスも通し終わっているはず。)を確認するのを忘れずに。

YaTeXを使えば、編集からpdf作成までが簡単にできる。これについて、「TeXでプレゼン powerdotを使おう」の下の方にtipsとしてYaTeXに働いてもらう方法が書いてある。 でもこれはウィンドウズ用なのでLinuxのためには少し書き直す必要がある。まず、Linuxの場合バッチファイルが使えないので、 シェルスクリプトで記述した.shファイルを用意する必要がある。何で上手くいっているのかイマイチわからないのが難点だが、 私が適当にシェルスクリプトに書き換えたものを示せば

src=$1
platex $src.tex
dvips $src
ps2pdf $src.ps $src.pdf

別にsrcという変数を使う必要はないかもしれない。でもまぁとりあえずこれでpdfは作成できる。はず。 とりあえずこれをエディタで打ち込んでhoge.shというファイル名(適当)で保存しておく。場所はホームディレクトリとか、 とにかくわかる場所に。なお、プロパティを開いて実行許可を所有者に与えておくことを忘れずに。

で、これをショートカットキーに割り当てる。また先のサイトを参考にし、Linux風に書き換える。 VineLinuxの場合emacsの設定ファイルはホームディレクトリにemacs.elとして入っている (ちなみに隠しファイルなので隠しファイルを表示させないといけない。隠しファイルはCtrl+Hで表示させられる)ので、それを開く。 開いたら、「yatex」で検索してYaTeX関係の設定をしているあたりへ飛ぶ。そうすると、

(setq dvi2-command ...なんとかかんとか

と記述されているところが見つかると思う。そこに、

dviprint-command-format "dvips %s | lpr"

という行があると思うので、これを

dviprint-command-format "~/hoge.sh %s"

と書き換える。 ちなみにこれはhoge.shというファイルをホームディレクトリに保存した場合。 ほかの場所に保存した場合、 ほかの名前で保存した場合は適宜パスを書き換える。

そうしておいてemacsでtexファイルを開き、C-c t lとタイプしてEnterすれば一気にpdfまで作成してくれるはず。

これで、VineLinux上でLaTeXを用い、 powerdotクラスのプレゼンファイルを楽チンに作れる環境が完成したと思う。

posted by Rion778 at 21:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | PC関連。HTMLとか,Linuxとか,Rとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2007年05月20日

大学生のためのLinux 1.1 VineLinuxのインストール(VMware Player)

ちょっとLinuxを試してみたいけどパーティションを切るのは面倒なとき、あるいは、 マシンとの相性が合わなくてどうしてもインストールがうまくいかない場合は、フリーの仮想マシン環境ソフトのVMware Playerを使うという手がある。

必要なのは、

の三つ。

まずはVMware Playerを入手、インストールしておく。英語が多少読めて、 Windowsでのソフトウェアのインストールに慣れていれば特に難しいことはない。 インストールよりダウンロードするまでに多少戸惑うかもしれないけど、名前と使用用途を尋ねているだけなので、 英語が読めなくとも辞書があればなんとかなる。はず。

つぎに、QEMUでディスクイメージを作成する。コマンドプロンプトを使うので少しメモ。まず、QEMU on Windowsからqemu-0.9.0-windows.zipをダウンロード、適当なフォルダに展開する。 ドライブ直下のフォルダだと作業がしやすい。

そうしたら、まずコマンドプロンプトを立ち上げる。「スタート→プログラム→アクセサリ→コマンドプロンプト」あるいは、 「ファイル名を指定して実行」で「cmd」と打ち込んでEnter。

そうしたら、qemu-0.9.0-windows.zipを展開して出来上がったファイルの置いてあるフォルダへ移動する。 コマンドプロンプトを立ち上げると最初は

C:\Documents and Settings\ユーザー名>

みたいな状態になっていると思う(\と¥は同じもの)ので、cdコマンドを使ってフォルダを移動する。ここでは、 Cドライブ直下のqemu-0.9.0-windowsというフォルダに展開されたファイルが置いてあると仮定する。上記の表示に続いて、

cd c:\qemu-0.9.0-windows

とタイプしてEnter。これで現在のフォルダ(カレントフォルダ) がqemu-0.9.0-windowsになって、

C:\qemu-0.9.0-windows>

というような表示になると思う。なお、「c:\q」までタイプしてTabキーを押せば、 フォルダ名を補完してくれる。このやり方の方が楽だし間違いがない。ちなみに、たとえばDドライブに移りたい場合は、 D:とだけタイプしてEnterすればDドライブへ移動する。

それで、QEMUのファイルが展開されているフォルダに移動できたら、 qemu-imgを使ってディスクイメージを作成する。

qemu-img create -f vmdk VineLinux.vmdk 10G

こう打ち込んでEnterを押せば、 VineLinux.vmdkというディスクイメージがQEMUのファイルが展開されているフォルダに作られる。なお、 最後の10Gというのが仮想マシンのドライブ容量になるので、必要に応じて変更する。

出来上がったVineLinux.vmdkを適当なフォルダ (VineLinuxを置くところ) に移動させる。そうしたら、同じフォルダに新規テキストファイルを作成。中身に、

config.version = "8"
virtualHW.version = "3"
memsize = "256"
ide0:0.present = "TRUE"
ide0:0.fileName = "VineLinux.vmdk"

ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.fileName = "auto detect"
ide1:0.deviceType = "cdrom-raw"
floppy0.fileName = "A:"
floppy0.present = "FALSE"
ethernet0.present = "TRUE"
ethernet0.connectionType = "nat"
usb.present = "TRUE"
sound.present = "TRUE"
sound.virtualDev = "es1371"
displayName = "Vine Linux 4.1"
guestOS = "other26xlinux"
nvram = "VineLinux.nvram"
scsi0:0.redo = ""
ethernet0.addressType = "generated"
uuid.location = "56 4d fa b1 d2 d0 bf 08-23 90 05 27 28 b2 5e 34"
uuid.bios = "56 4d fa b1 d2 d0 bf 08-23 90 05 27 28 b2 5e 34"
ide1:0.autodetect = "TRUE"
ethernet0.generatedAddress = "00:0c:29:b2:5e:34"
ethernet0.generatedAddressOffset = "0"
checkpoint.vmState = "VineLinux.vmss"
tools.remindInstall = "FALSE"
ide0:0.redo = ""

と記述して保存。ちなみに、 三行目のmemsizeが仮想マシンのメモリサイズになるので、環境に応じて適当に変更する。 保存したらVineLinux.vmxという名前にリネーム(拡張子は表示しておくこと)。

保存したら、VineLinuxのインストールCDをパソコンにセットして (あるいはDAEMON Toolsなんかを使ってisoをマウントしても可)、VineLinux.vmxをダブルクリック。 そうするとVineLinuxのインストールがVMware Playerのウィンドウの中で始まる。インストールが完了したら、 次からはVineLinux.vmxをクリックするとVineLinuxが仮想マシンで立ち上がるようになる。 デスクトップにショートカットでも置いておくと便利。

posted by Rion778 at 19:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | PC関連。HTMLとか,Linuxとか,Rとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2007年05月13日

大学生のためのLinux 1.Vine Linuxのインストール

ここ数週間を費したおかげで、ようやく私の求める大抵のことができるLinux環境ができあがった。とりあえずメモがてら、やったこととやりかたをまとめていこうと思う。私のようなヌルいWindowsユーザーでもインストールできるように方法だけを簡単に。お約束だけど、もしもやるなら自己責任で。まずはOSのインストール。

必要なもの

  1. ネットに接続できるパソコン まあこのテキスト読んでるんなら問題ないかと。調べ物できるようにLinuxをインストールするのとは別に用意してあると良いかも。
  2. CDに書き込みできるドライブ LinuxのインストールCDが入手できれば必須ではない。インストールCDが付いてる雑誌を買うとか、友達に焼いてもらうとか。
  3. Linuxをインストールするパソコン WindowsやMacOSが入っててもおk。一台で両方使える。スペックはWindows XPが動くくらいなら快適なんじゃないかと。ちなみに私のはVAIO PCG-GR5E/BP。XPは快適に動かないが、Vine Linuxは快適に動いている。
  4. CD-R 最低1枚あればokだけど、5枚くらいあると便利&安心。パーティションを切るときなんかに要る場合があるので。
  5. 空きパーティション デスクトップの場合はHDDを増設すればいいけど、ノートなどの場合は切らないといけないかもしれない。方法は後述。

1.パーティションの用意

まずはLinuxをインストールする空きパーティションを用意する。既存のHDに空きパーティションを作る方法はいろいろあると思うけど、CDだけで動作するLinuxディストリビューションのKNOPPIXを使うと楽にパーティションが切れる。KNOPPIXの中にはQTPartedというパーティションを操作するツールが入っているので、これを使う。容量は大いにこしたことはない。HDと相談すること。私は1全30GB中の10GBをLinux用としている。使いかたはここなんかを参考にすると良い。もちろんこれを使っても元のパーティション内のデータは消えるので、大切なデータはバックアップなりして退避させておくことを忘れずに。ちなみにKNOPPIXはisoイメージをダウンロードして(バージョンに注意)、これを元に自分でCDを焼くわけだけれど、isoから焼くのは若干面倒くさい。私はDeepBurnerというソフトを使った。簡単に使えるので初心者でも大丈夫かと。

2.Vine Linuxのインストール

今回使用するのはVine Linux。某所じゃしばしばウ○コよばわりされるけど気にしない。軽いし、普通の人が求める程度のものなら一通り入っているor簡単に導入できるディストリビューションだと思う。まずはインストールCDを作る。付録にCDが付いてる本を買ってきてもおk。ダウンロードする場合はVine LinuxのHPから。isoなのでKNOPPIXと同様にしてCDを作成する。

CDが完成した(もしくは入手した)ら、ドライブにセットして再起動。なお、CDからブートするようになっていないとダメなので、適宜BIOSの設定を変更する。BIOSの設定画面へ行く方法はパソコンによりけりだけれど、例えばVAIOシリーズならロゴが出てるうちにF2。わからなければ自分のパソコンの機種名でググる。

インストールCDからブートするとインストールが始まる。日本語だし、ほとんど自動で設定してくれるので基本的に何も考えなくともインストールできると思う。ただ、何かしら設定が必要になったときわからないと困るので、不安な人はVine LinuxのHPからドキュメントに飛ぶとインストールガイドがあるので、それを参照しつつインストールすると安心。インストールの種類は全てorデスクトップを推奨。あとで追加も削除もできるけど。

3.設定とか

インストールが成功して無事起動できたらまずはネットに接続する。インストール中に設定してあればもう繋がっていると思うけど、ADSLだとかで設定してない場合は、Vine LinuxのHPのドキュメントの中のユーザーズマニュアルに「インターネットへの接続」という項目があるのでそれを参照してがんばる。

接続できたら、上部パネルから「デスクトップ」→「システム管理」→「Synaptic パッケージマネージャ」を起動し、欲しいものを入れる。ウィンドウズユーザーはOpenOfficeあたりを入れると幸せになれるかもしれない。

とりあえず今回はここまで。OpenOfficeがあるし、ブラウザやメーラーも入っているので、なんちゃってWindowsごっこはできるようになっていると思う。パネルが上部に付いているのでなんちゃってMacごっこもできると思う。2chブラウザなども導入可能なので、2chが無いと生命が維持できない!という人でも生存できると思う。

次回はTeX環境の構築なんかを。

posted by Rion778 at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | PC関連。HTMLとか,Linuxとか,Rとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2007年05月12日

LinuxでVistaごっこがしたいです

うどんは小麦粉で
出来てるんだよね
    ∧,,∧   lヽ⌒ヽフ
   ( ´・ω・) (・ω・ )  うん
   (っ=|||o) (っ=||| o)
 ̄ ̄ `――´ ̄ `――´ ̄\
じゃあ米から作った
これは…?
    ∧,,∧   lヽ⌒ヽフ
   ( ´・ω・) (・ω・ ) ベトナムのフォーかな?
   (っ=|||o) (っ=||| o)
 ̄ ̄ `――´ ̄ `――´ ̄\
フォッフォッフォーなんちて
    ∧,,∧   lヽ⌒ヽフ
  (V) `・ω・(V) ( ・ω・)
  ヽ     ノ (っ=||| o) ズルズル
 ̄ ̄ `――´ ̄ `――´ ̄\
    ∧,,∧   lヽ⌒ヽフ
   ( ´・ω・) ( ・ω・)
 ズー(っ=|||o) (っ=||| o) モグモグ
 ̄ ̄ `――´ ̄ `――´ ̄\

某所で頻繁にコピペされる件のLinuxディストリビューション,Fedora Core 6を親父から譲り受けたVAIOにインストールしてみたけど,重すぎてVine Linuxに戻すハメになった. LinuxでもWindowsでも遊ぼうと思ったらそれなりのスペックが必要なのだ.やっぱデスクトップのパソコンが欲しいなぁ. なんでノートばっか3台(+実家に1台)もあるんだ.

posted by Rion778 at 21:50 | 岐阜 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | PC関連。HTMLとか,Linuxとか,Rとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2007年05月06日

部屋に水槽を置きました

20070506aq.JPGちょっと実家に帰ったついでにいろいろ持ってきて水槽を立ち上げてみた.いろいろ持ってきたといってもヒーターとライト以外はどうも調子が悪かったし,肝心の水槽も無かったので初期投資は1万円くらいかかってしまったのだけれど.

サイズは40cmという微妙な規格.わざわざ蛍光灯に合わせる必要も無かったかしら.このサイズだと大して重くならないけど,それでも水22リットル+砂7キロ+水槽器具その他で30キロほどある.我が家の家具は基本的にカラーボックスなので仕方なく床に置くことにした.管理が楽なのでむしろこれでよかったかも.

フィルターは底面フィルター投げ込み式のパワーフィルターと呼ばれる水中ポンプを利用したフィルターの底に穴を開けたものを接続して使っている.投げ込み式パワーフィルターは水作のスペースパワーフィットを使っているが,これはろ過材のユニットが上手いこと中空になっており,底面に穴を開けてろ過材ユニットの穴にパイプを接続すれば揚水ポンプとして利用できる.完全につなげてしまうとポンプは生かせるがろ材がただの飾りになってしまうので,私は適当に隙間を空けて少しろ材にも水が通るようにしている.水中ポンプは単体で買うと安くとも1500〜2000円程度してしまうのだけれど,これなら1000円以内でも買える.底面フィルター+水中ポンプで水草水槽をやりたいけど,なるべく安く済ませたいという場合に有効な方法だと思う.

照明はグロー形10W(写真手前)を一灯設置していたけど,さすがに水草を育てるには暗すぎた(ちなみに元はカエル水槽用に購入したものだった気がする).そこで,知人にやると何度も言ってきたが結局今の今まで引き取られなかったデスクライトを設置してみた.サイズはぴったり.インバーター式24Wではいぱー明るい.コケコケになりそうだ.ちなみに,インバーター式の蛍光灯は同じW数のグロー,ラピッドなどの方式に比べ,1.5〜2倍明るいらしい.消費電力を抑えられるということで,近年はインバーター回路を搭載した電球型蛍光灯が多く出回っているが,これを分解して回路を取り出し,グロー形をインバーター式に改造するというツワモノもいるらしい.

肝心の生き物だけれど,今のところは植物がウィローモス(水槽右手で流木に巻かれている),アヌビアス・ナナ(水槽左手で流木に巻かれている),グリーンロタラ(水槽左手奥),マリモ(中央ビンの中)の4種,動物はミナミヌマエビが4匹居るだけ(水槽左手前に一匹写ってる).ミナミヌマエビはパイロットフィッシュ(エビだけど)として10匹導入したけれど,やはり立ち上げ初期の水でエビはちょっときつかったらしい.合掌.しかし今一匹抱卵している.このままだとエビエビになりそうだ.

現在設置から2週間.亜硝酸塩濃度はボチボチ落ち着いてきた.思ったより早い.炭素源として枯葉を入れておいたので亜硝酸還元菌などが早く増殖できたのかもしれない.うーん,大学で学んだ知識が役に立つな.

posted by Rion778 at 03:16 | 岐阜 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | aquarium | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2007年05月03日

どらもんでぃー

たまたま通りかかった花屋 (中に入ったら多肉植物とか観葉植物とかばかりで花はあまり無かったけど) にえらく巨大なサラセニアが並んでいた.

「これとかどう?」
「やだー,キモーイ.」
「だよねー.」

と会話を交わす女子高生を尻目に,サラセニア抱えて店の中へ.選んだのは一番サラセニア的な形をしている(と私が勝手に思っている) ドラモンディーだ.店に入って「すみません」と声をかけると,なにやら恰幅のよろしい店主が現れた.

「コレ好きなんですか?私も好きなんですよ.サラセニアが一番好きです.」

うーん.変な人だ.

聞くところによると,去年からの持ち越しなので巨大化しているらしい.その後

「花が咲くんですよ.ご存知?」
「サラセニアは集めだすとキリが無くてね.」
「こんなにでかいサラセニアもあってね,」
「えーと,去年は一万円で売ってたんだったかな.でもまぁ500円にしといてあげるよ.」
「寒いとこでも大丈夫だからね.でも肥料はあげちゃだめですよ.」

などと軽く会話を交わした.基本的に店主の話に相槌を打ってただけなんだけど.元気なオヤジだ.

ちなみにサラセニアは北米原産で寒さには強く,凍らなければ特に気を使わなくても越冬できる. 「下手に加温するよりもほっといた方がいいよ.」と店の主人は教えてくれた.きっと低温より乾燥のがダメージでかいんだろう. まーこれから夏なんだけど.

posted by Rion778 at 23:33 | 岐阜 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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